KING GEORGE HOME MADE × BOB FOUNDATION INTERVIEW

毎日持ち歩けるアートピースであり、ライフツールでもある

特別な時間の過ごし方としてアウトドアが身近になり、キャンプブームとも言われる昨今。場所を選ばずに食べられるサンドイッチは、ピクニックやキャンプのお供として改めて注目されている。

KING GEORGEの原点と言える国・イギリスでは雨が多いため、晴れた日にはピクニックがスタンダード。ピクニックウェアも多数存在する。そんなKING GEORGEのホームタウンは代官山。あまり知られていないが、都市公園数の数が東京で第一位。そこで生まれたのが、東京らしく、KING GEORGEらしく、ピクニックを演出できるバンダナの制作。風呂敷のようにサンドイッチを包むことに始まり、拭く、結ぶ、敷く……融通に応じて日常的に活用できる「HOME MADEレーベル」としての初めてのプロダクトがリリースされる。

まるでレコードを選ぶように

毎日好きなバンダナを選んでもらえたら

デザインは、ピクニック文化が根付くイギリスにルーツを持つクリエイティブグループ、Bob Foundation。バンダナのテキスタイルには4分割のグラフィックが採用され、柄の上には味わいのあるイラストでサンドイッチの作り方が描かれている。ポイントは、平面のアートワークが何かを包み立体化されると、違った表情をみせてくれるところにある。Bob Foundationの洋美さんに、プロダクトへの想いを聞いた。

「ロンドンから帰国したばかりの頃に『WRAP IT!』という何でも包んでしまおうというエキシビジョンをやりました。ロンドンではラッピングペーパーが身近にあって、自由に包んでプレゼントすることが習慣となっているんです。このイベントを機に、Bob Foundationが作る日用品のブランド『DAILY BOB』というレーベルを立ち上げて、そこからラッピングペーパー、ギフトカード、そして日本人に親しみのあるバンダナシリーズなどの自分たちのアートワークが落とし込まれたプロダクトをリリースするようになっていきました。バンダナは風呂敷のように何かを包んでもらってもいいですし、ハンカチとして使ってももらってもいい。まるでレコードを選ぶように、今日持ち歩くバンダナを選んでほしいなって思っています」